高病原性鳥インフルエンザウイルスの薬剤耐性機構の解明
【研究分野】環境系薬学
【研究キーワード】
高病原性鳥インフルエンザウイルス / 薬剤耐性 / 抗インフルエンザ薬 / 迅速診断 / 病原性 / 鳥インフルエンザウイルス / オセルタミビル / 国際情報交換 / ベトナム:インドネシア / 抗ウイルス剤
【研究成果の概要】
高病原性鳥インフルエンザウイルスが発生しているベトナムやインドネシアの患者や動物の検体中のウイルスを解析することによって、以下の知見を得た。
(1)ベトナムの患者から薬剤耐性ウイルスが分離されたが、新規薬剤が効果的である。
(2)インドネシアのブタにはH5N1が蔓延しており、ヒトへの伝播の温床となる可能性がある。
(3)ヒトの病原性に関わる変異は患者体内で生じているが、分離によって選択されてしまう恐れがある。
(4)多くの市販の迅速診断キットはH5N1の検出も可能である。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【配分額】4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)