異なる神経集団間の機能的結合の制御に関する細胞・回路機構:振動的神経活動の役割
【研究分野】神経科学一般
【研究キーワード】
大脳皮質 / 振動 / 短期可塑性 / 脊髄 / シナプス / 共振
【研究成果の概要】
神経伝達への振動的神経活動の関与を数理モデルを用いて検討した。具体的には、皮質脊髄シナプスに関して文献上のデータに基づいて短期可塑性のモデルのパラメータ推定を行った上で、皮質(視覚野)細胞モデルのシミュレーション結果から得られた発火時系列を用いて伝達度合いを解析し、皮質細胞の尖端樹状突起に加わる抑制性入力がβ周波数帯で集団的に振動している場合に、それ以外の周波数帯で振動するか非周期的な場合に比べて、前細胞の一発火当たりの伝達(シナプス後電位)の平均が小さくなる可能性などを示した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)