ナノカーボン薄膜電極を用いたメチル化DNA定量デバイスの開発
【研究分野】分析化学
【研究キーワード】
メチル化DNA / チップ分析 / 電気化学検出 / センサ / 電気化学 / シトシン / ナノカーボン薄膜 / 酵素分解 / ECRスパッタ / パルスボルタンメトリ / DNA / メチル化 / オリゴヌクレオチド / 酵素 / 電気化学分析 / 表面置換基
【研究成果の概要】
電子サイクロトロン共鳴(EVR)スパッタ法を用いて作製したナノカーボン薄膜を用いた直接電気化学測定によるDNAメチル化測定法を開発した。本法は、シトシンとメチルシトシンの酸化電位の差を利用して非標識で定量を行う。電気化学的な前処理を最適化し、24merの網膜芽細胞腫遺伝子(RB1)中の1塩基のメチルシトシン検出に成功した。また、メチル化率の異なるCpG配列(60mer)のメチル化率を定量することができた。感度向上の為、CpG配列を有するオリゴヌクレオチドを酵素(Exonuclease P1)で分解した後、電気化学検出を行った。また、DNAメチル化検出デバイスの検出器として、生体分子吸着を抑制し、高い感度を有するナノカーボン薄膜をベースとしたマイクロディスク電極を開発した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
梅村 茂 | 千葉工業大学 | 工学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
鈴木 孝治 | 慶應義塾大学 | 理工学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【配分額】19,630千円 (直接経費: 15,100千円、間接経費: 4,530千円)