精密有機合成に立脚したナノカーボン構造化学
【研究分野】ナノ構造科学
【研究キーワード】
ナノチューブ・フラーレン / 合成化学 / 有機化学 / ナノ材料 / 分子ベアリング / 分子機械 / ナノチューブ / フラーレン / 幾何学指標 / 顔料
【研究成果の概要】
本研究では「精密有機合成に立脚したナノカーボン構造化学」と題し,ナノカーボン分子構造の理解と,構造有機化学的理解に基づいたナノカーボン分子の発展的活用を図った.ナノカーボンは明確な構造をもつ「分子」として取り扱うことが困難であるために,前世紀の間に培われた有機構造化学的知見を活用し得ない.本研究では,精密有機合成を活用することで構造の明確なナノカーボンモデル分子をつくりだすことに成功し,これをもってナノカーボンの構造化学研究を推進した.筒状分子の幾何学,「分子ベアリング」の構築と挙動解明をはじめとする,構造化学を基盤とする発展研究を遂行した.
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2017-03-31
【配分額】46,800千円 (直接経費: 36,000千円、間接経費: 10,800千円)