標準治療抵抗性口腔扁平上皮癌における癌間質細胞を標的とした新規治療法の開発
【研究分野】病態科学系歯学・歯科放射線学
【研究キーワード】
CD44v / 口腔扁平上皮癌 / SpCC / CD44 / EMT / CD326 / CD140a / 癌 / トランスレーショナルリサーチ / 口腔
【研究成果の概要】
セツキシマブ耐性口腔扁平上皮癌の癌間質・間葉系細胞に着目し、CD44vと新規間質マーカーの発現プロファイルの構築による個別化治療を目的とした。臨床検体より未分化なセツキシマブ耐性口腔扁平上皮癌(SpCC)の解析を行ったところ、上皮マーカー:EpCAMと間葉系マーカー:PDGFRαを発現する細胞が存在した。いずれにもがん幹細胞マーカーCD44vが存在することが明らかとなった。
【研究の社会的意義】
SpCCの検体を用いて間質特異的細胞表面マーカーやその細胞特性評価を行い、病理診断のみでは予測できない細胞の性質や機能を明らかにした。その上で、効果的薬剤が定まっていないSpCCに対するイマチニブによる新規治療の可能性を見出した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
森川 暁 | 慶應義塾大学 | 医学部(信濃町) | 講師 | (Kakenデータベース) |
吉川 桃子 | 慶應義塾大学 | 医学部(信濃町) | 訪問研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【配分額】3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)