シェーグレン症候群新規治療薬としてのBAFFシグナル阻害物質の探索
【研究分野】膠原病・アレルギー内科学
【研究キーワード】
膠原病学 / サイトカイン / シェーグレン症候群 / BAFF / 細胞シグナル伝達 / 単球 / IL-6 / シグナル伝達 / JAK3 / 阻害剤 / リン酸化 / BAFF受容体
【研究成果の概要】
本研究はシェーグレン症候群(SS)根本的治療を目指した薬剤開発のため、B細胞活性化因子であるBAFF およびBAFFシグナル分子を標的とした治療薬探索を目的とする。まず薬剤探索用の培養細胞を用いたin vitroモデルを確立した。さらに本モデルを用いてBAFF-BAFF受容体結合により惹起されたBAFFシグナル伝達系を解析することが可能となり、その結果JAK3、IKKα、IKKβなどの因子が単球におけるBAFFシグナルを介したIL-6過剰産生に関与することが明らかになった。これらの結果はSS病態形成における単球の重要性とBAFFシグナル関連分子が新たなSS治療の標的となる可能性を示唆するものと考えられる。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)