遺伝子組換え酵母の生育能回復試験を用いた抗腫瘍性海洋天然物の探索と創製
【研究分野】水産化学
【研究キーワード】
天然物化学 / 遺伝子導入酵母 / 抗腫瘍性 / 酵母 / 遺伝子導入 / 変異 / カイメン / 抗腫瘍 / 生育阻害 / 生育回復 / 抗腫瘍活性 / 活性物質 / 単離 / 構造決定 / 海綿
【研究成果の概要】
有用物質探索で重要な点は、ハイスループットなin vitroの試験をいかにして細胞を用いた試験系での生理活性に結びつけるかという点である。吉田らが提唱している、遺伝子過剰発現により生育に異常をきたす酵母の生育を正常に戻すことを指標とする試験系は、ハイスループットな点と細胞に対して効果を示すことの両者を同時に満たす優れた試験系である。海産無脊椎動物抽出液をこの試験系で調べ、カイメンTheonella swinhoeiからチアミンの生合成中間体を2種類得た。ついで、別種の未同定種カイメンから3種のステロイド配糖体を得た。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
吉田 稔 | 独立行政法人理化学研究所 | 吉田化学遺伝学研究室 | 主任研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2012
【配分額】38,220千円 (直接経費: 29,400千円、間接経費: 8,820千円)