臨床的重要前立腺がんを診断する新たなスクリーニングシステムの開発
【研究分野】公衆衛生学・健康科学
【研究キーワード】
前立腺癌 / スクリーニング / ノモグラム / バイオマーカー / PCA-3 スコア / 前立腺がん / 腫瘍マーカー / 予測因子 / 臨床的重要がん
【研究成果の概要】
PSA20ng/mlで初回生検を受けた患者について、生検前にPSA関連マーカーおよび尿PCA3スコアを測定した。ROC解析では、PCA3スコアは、すべての前立腺がん予測、陽性コア数が3以上の予測においてPSA関連マーカーより高いAUCを示した。一方、要治療癌の予測においては単独ではF/T比が最もAUCが大きかった。多変量ロジスティック解析で有意の、PCA3スコアとF/T比を組み合わせてノモグラムを作成したところ、これによる前立腺要治療癌予測AUCは、単独因子よりも高かった。このノモグラムを臨床応用することにより、過剰診断、過剰治療を回避できる可能性が示された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
中島 淳 | 東京医科大学 | 医学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
水野 隆一 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【配分額】5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)