国際精神保健におけるeHealth戦略の普及方策に関する理論的・実証的研究
【研究分野】衛生学・公衆衛生学
【研究キーワード】
国際精神保健 / eHealth / 国際保健 / 発展途上国 / ICT / マーケティング / 脳神経疾患 / 医療・福祉 / 情報システム / 社会系心理学 / 国際協力
【研究成果の概要】
中低所得国でのe Mental Healthに関する研究論文のSystematic reviewを実施した。ベトナム、ミャンマー、ネパールにおいて精神保健分野の専門家にe-Mental Healthについてヒアリング調査を実施した。ベトナムに対して東京大学に設置したウェブサイトから、ベトナム語に翻訳されたeラーニングを提供し、ユーザーに対するアンケートからユーザー行動について情報を収集した。以上から、アジアの中低所得国におけるe Mental Healthの普及戦略を、個人および環境の両側面から整理した。
【研究の社会的意義】
ICTの発展段階、各国の文化、提供されるコンテンツに着目して整理する。このことにより、WHOが推進するeHealthの考え方を精神保健分野で効果的に活用、展開する方策が明らかになり、わが国が所有するeHealth技術を効果的に活用して発展途上国を含めた各国の精神保健を支援することが可能になる。研究成果を踏まえてアジアにおける精神保健eHealthを牽引する情報発信拠点を国内に確立することができる。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
高野 歩 | |
今村 幸太郎 | |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【配分額】3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)