タンパク質の翻訳と熟成を担う生体分子機械の1分子機能解析
【研究分野】生物物理学
【研究キーワード】
1分子計測 / ナノバイオ / 分子機械 / 生物物理 / 分子計測 / 光ピンセット
【研究成果の概要】
1分子のリボソームとmRNAからなる翻訳の初期過程にある複合体の破断力を光ピンセットにより測定した。その結果、IF2は最終的に形成される70S翻訳開始複合体を安定化することで、効率的な翻訳開始に寄与していることが明らかになった。次に、シャペロニン反応サイクルを解析した。GroELは2つのリングを交互に利用しながら反応サイクルを進行させていると考えられていた。しかし、高濃度の変性タンパク質が存在する場合、GroELの両側のリングにGroESが2個同時に結合した複合体が形成されることが明らかになった。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【配分額】18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)