個人特性モデルに基づくユビキタス時代に即した色覚特性者のための色補正技術
【研究分野】リハビリテーション科学・福祉工学
【研究キーワード】
バリアフリー / 色覚特性 / 画像処理 / 表色系変換 / 色覚バリアフリー
【研究成果の概要】
我々は,原画像に対して一般色覚者が感じる色彩の印象を保持した色変換をするために,彩度修正に基づく再配色手法を提案した.さらに,メディアンカット法を用いて原画像の減色化を行い,各色クラスタの彩度修正量を計算することによって高速化処理を図った.一方,各個人の色覚特性に適した色補正を行う前処理として,色覚特性者に労力と負担をかけずにその特性を計測するため,色覚特性モデルの解析(The Farnsworth-Munsell D-15 Test)を汎用計算機・タブレット端末上で簡単に行えるシステムを実装し評価を行った.さらに,色覚特性者が識別困難な色情報を持つ画像に対して,最大距離アルゴリズムを用いることによって色変換の前処理となる最適な領域分割の自動化を図った.
【研究代表者】
【研究連携者】 |
満倉 靖恵 | 慶應義塾大学 | 理工学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
伊藤 伸一 | 徳島大学 | 工学部 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【配分額】2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)