水素による酸化ストレスの軽減は持久的パフォーマンスを向上させるか
【研究分野】スポーツ科学
【研究キーワード】
水素 / 活性酸素種 / 持久性パフォーマンス / ラット / グリコーゲン含量 / 酸化ストレス / 抗酸化 / 筋損傷 / ダウンヒル運動 / グリコーゲン / 持久的パフォーマンス / 抗酸化物質
【研究成果の概要】
本研究の目的は、近年、新たな抗酸化物質として注目されている水素分子(水素)の健康・スポーツ科学分野への活用に向けた基礎的な知見を得ることであった。本研究の結果、運動時の酸化ストレスおよび持久的パフォーマンスに対する水素摂取の効果は認められなかった。しかし、水素が運動時の肝グリコーゲン含量の減少を有意に抑制することが示された。このことから、水素は抗酸化以外の生理的作用を介して運動時の肝グリコーゲン利用を抑制することが示唆された。今後は、水素が運動時の肝グリコーゲン利用を抑制したメカニズムについて更なる検討が必要である。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
東田 一彦 | 滋賀県立大学 | 人間文化学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
池村 司 | 横浜商科大学 | 商学部 | 専任講師 | (Kakenデータベース) |
|
【研究協力者】 |
河村 拓史 | 早稲田大学 | スポーツ科学学術院 | 助教 | (Kakenデータベース) |
藤井 亮輔 | 早稲田大学 | スポーツ科学研究科 |
|
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)