1920年代から1930年代中国周縁エスニシティの民族覚醒と教育に関する比較研究
【研究分野】東洋史
【研究キーワード】
エスニシティ / 民族教育 / メディア / ジェンダー / 軍事主義 / ナショナリズム / 公教育 / 中国近現代史 / 民族覚醒 / 東洋史 / 国民統合 / 政治史 / 近代教育 / オーラルヒストリー / エスニック・アイデンティティ / 民族問題 / ジャーナリズム
【研究成果の概要】
本研究は中国の周縁エスニシティの20世紀前半覚醒運動の比較を行った。いずれも近代教育とメディアの発達が大きな影響を与えていたことが明らかになった。1)回民は中東・インド発のイスラーム覚醒の影響を強く受け、ムスリム意識・近代教育・メディア発行熱、国民意識が高まったが、その結果ペルシャ語を使う伝統的経堂教育が斜陽に向かったこと。2)独立を画策していたモンゴル人は日本式の軍事教育を受けそれを逆利用して民族運動への情熱を燃やしたこと。3)朝鮮人は韓国式の教育を中国東北部において展開し、反日意識を高めることで民族意識を高揚させたこと。4)西南諸民族エリートは旧来の土司制度を利用して権利要求を行ったこと。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
権 寧俊 | 新潟県立大学 | 国際地域学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
大野 旭 (楊 海英 | 大野 旭(楊海英)) | 静岡大学 | 人文社会科学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
吉開 将人 | 北海道大学 | 文学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
小林 敦子 (新保 敦子) | 早稲田大学 | 教育総合科学学術院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
海野 典子 (山崎 典子) | 東京大学 | 大学院 |
MA Haiyun | Frostburg State University, Us |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)