産業遺産をめぐる歴史と記憶についての知識社会学的研究
【研究分野】社会学
【研究キーワード】
産業遺産 / まちづくり / 鉱山 / 地域の記憶 / 旧産業 / 歴史の社会学 / 芸術祭 / 炭鉱 / 歴史 / 記憶
【研究成果の概要】
本研究は、旧産業の遺構や遺物が、地域づくりや観光開発の資源として活用されるとき、旧産業をめぐる歴史や記憶はどのように再構成されるのかを明らかにするものである。本研究では、西ヨーロッパや東アジアにおける類似の事例を参照しながら、わが国の旧鉱山を中心に、旧産業に関わる遺構や遺物の現状と関連した博物館の視察、現地での情報および資料の収集を通して、鉱山の歴史の語りにおける特定のパターンを発見するとともに、ローカルな主題と、他のローカルな主題、あるいはナショナルな主題とが拮抗し互いに争いつつ、旧産業の記憶が構成されている様子を明らかにした。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010-10-20 - 2014-03-31
【配分額】2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)