新自由主義思想と生涯スポーツ振興体制の構造変容に関する研究
【研究分野】スポーツ科学
【研究キーワード】
新自由主義 / 地方分権化 / 民営化 / 生涯スポーツ / ボランティア / 学校選択制 / 運動部活動 / 総合型地域スポーツクラブ / 指導者養成 / 指定管理者制度 / ガバナンス
【研究成果の概要】
本研究は、新自由主義思想下で進行する地方分権化や民営化が生涯スポーツ振興システムに及ぼす提供を明らかにすることを目的とする。個別課題の検討の結果、以下のことが明らかとなった。(1)総合型地域スポーツクラブ経営の民営化度と自立度には関係が見られなく、組織成果には自立度が影響していた。(2)広域スポーツセンターで実施されている総合型地域スポーツクラブマネジャー養成カリキュラムは日本体育協会のカリキュラムに準じたものであり、地域の特徴は見られなかった。(3)指定管理者制度の導入は人口規模の大きな自治体ほど進んでおり、小さな組織では経営が困難であった、(4)学校選択に際しては部活動が最も話題にされ、強い部活動や指導実績のある指導者がいる学校が選択される傾向にあった。
【研究代表者】