日本型「ロボット共生社会の倫理」のトランスディシプリナリーな探求と国際発信
【研究分野】哲学・倫理学
【研究キーワード】
ロボット倫理学 / ロボット工学 / 人工知能 / ソーシャル・ロボット / ジェンダー / 軍事 / 非難 / ロボットの道徳性 / ステークホルダー / ロボット / 人工知能と倫理 / エンハンスメント / サブカルチャー / 人工知能の倫理学 / ロボット共生社会 / トランスディシプリナリティ / anticipatory ethics
【研究成果の概要】
ロボットがさまざまな領域において社会に導入されていく時期における倫理問題の同定と分析が本計画の研究目標であった。そのような研究目標の下、ソーシャル・ロボット、ロボットとジェンダー、文化・サブカルチャーにおけるロボット、軍事、交通、そして責任や非難の対象としてのロボットなど、ロボットに関連する具体的かつ広範な領域に渡る倫理問題を分析した。ロボットと社会がテーマであるため、研究成果はプロジェクトメンバーが所属している日本の社会や文化をある程度反映したものとなっており、ロボットの受容に関わる議論のあり方を含めて日本社会の分析という側面も含んでいる。
【研究の社会的意義】
研究期間内にメンバーは学術論文、著作、学会発表、講演、一般向けイベントなどさまざまな方法で成果を公表し、ディスカッションなども行ってきた。このこと自体がロボットがこれまで以上に社会に導入されていく時期における社会的意義を持っているだけでなく、ロボットと社会というある意味で自己言及的な研究テーマにおいては学術的な意義も持っていると考えられる。
(なおプロジェクトの成果のうちのいくつかは、準備はされているが出版待ちの状態にある。)
【研究代表者】