糖尿病を合併した腰部脊柱管狭窄症の病態解明
【研究分野】整形外科学
【研究キーワード】
糖尿病 / 腰部脊柱管狭窄症 / アルドース還元酵素阻害剤 / ソフビトール / アルドース還元酵素 / ソルビトール / アルドース還元酵素阻害薬 / 黄色靭帯
【研究成果の概要】
糖尿病を合併した腰部脊柱管狭窄症(狭窄症)、および非合併の狭窄症手術例における黄色靭帯のソルビトール濃度は、有意に糖尿病群でソルビトールが上昇していた。通常のグルコース濃度、高グルコース濃度で培養を行ったNTH3T3の細胞内のソルビトール含有量は、高グルコース濃度で有意に高値であった。さらに、このソルビトール量はアルドース還元酵素阻害剤の添加により、有意に減少した。炎症性サイトカインやpro-fibrotic factors1のmRNAsの発現は、糖尿病を合併例の黄色靱帯で有意に上昇していた。NIH3T3細胞のWestern ブロットによる解析でも同様の結果が出た。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)