癌抑制型microRNAを用いた子宮体癌治療~抗癌剤感受性増強とExocure~
【研究分野】産婦人科学
【研究キーワード】
子宮体癌 / エピジェネティクス / miR-34b / メチル化 / 癌抑制型microRNA
【研究成果の概要】
【目的】子宮体癌においてエピジェネティックに発現抑制される癌抑制型microRNAを同定し、microRNAの効果および抗癌剤との併用による抗腫瘍効果を検討する。
【結果】4種の子宮体癌細胞株に対し脱メチル化処理を行った結果、全ての細胞株に共通して発現上昇するmicroRNAとしてmiR-34bを同定した。また、子宮体癌細胞株にmiR-34bを導入することにより、コロニー形成能や細胞遊走能の低下が認められた(p<0.05)。さらに、HEC-1Bをヌードマウスの皮下に移植し各薬剤を投与した。その結果、パクリタキセル+miR-34b群は他の群に比し有意に腫瘍径の縮小が認められた(p<0.05)。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)