脱神経皮弁における神経再生の機序の解明 -皮膚からのシグナルに着目して-
【研究分野】形成外科学
【研究キーワード】
無知覚皮弁 / 神経再生 / 共培養 / 角化細胞 / 神経細胞 / 表皮細胞
【研究成果の概要】
痛みを感じる分子装置TRPV1 (VR1), P2X3、神経成長因子(NGF) 軸索反発因子(semaphorin)は知覚脱失領域でも発現した。TRPV1, NGFは切断領域の真皮において増加する傾向を認め、semaphorinは切断領域の真皮において低下した。ケラチノサイト・神経細胞共培養モデルを確立し、共培養モデルにおける接触・非接触によるNGF, BDNFの定量を行い、NGFにおいて接触群で増加する傾向を認めた。神経細胞と表皮細胞の接触が重要であることが示唆され、無知覚皮弁における神経再生の方向は皮下から表皮に向かう方向よりも、皮膚内を走る横方向が重要であると考えられた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
岡崎 睦 | 東京大学 | 医学部附属病院 | 助手 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)