骨髄由来前駆細胞をベクターとし血管新生抑制を目的とした肝細胞癌への遺伝子治療
【研究分野】消化器内科学
【研究キーワード】
肝細胞癌 / 血管新生抑制 / 遺伝子治療 / flk-1 / VEGF / 骨髄細胞 / 平滑筋前駆細胞 / 血管内皮前駆細胞 / 遺伝子 / 移植再生医療 / ウイルス / Soluble flk-1
【研究成果の概要】
マウス骨髄細胞を培養し血管内皮前駆細胞(EPC)平滑筋前駆細胞(SMPC)への分化を証明した。EPCもSMPCも皮下に肝癌細胞を接種して作成したマウスに尾静脈から投与すると選択的に腫瘍組織へ遊走しその一部は血管内皮細胞や周細胞へ分化した。SMPCにアデノウイルスベクターを用いて可溶性flk-1 cDNAを遺伝子導入し担癌マウスに投与すると腫瘍組織での血管新生が抑制され腫瘍の増大もわずかではあるが抑制された。
【研究代表者】