心血管疾患における脂肪酸バランス制御の意義と機能の解明
【研究分野】循環器内科学
【研究キーワード】
脂肪酸 / 心臓リモデリング / 骨髄由来細胞 / リピドミクス / 受容体探索 / 脂肪毒性 / ω-3脂肪酸
【研究成果の概要】
我々は、細胞・組織個々の脂肪酸組成には異なる意義があり、骨髄由来細胞の脂肪酸組成がω3脂肪酸の心血管保護効果にとって鍵となることを明らかにした。また、LC-MS/MSを用いたリピドミクス解析により、ω3脂肪酸が豊富な環境においてEPA代謝物18-HEPEが選択的に増えており、この脂肪酸代謝物がin vivoおよびin vitroにおいて抗炎症性、抗線維化活性を有することを明らかにした。18-HEPEの受容体探索を開始し最適な細胞株および刺激分子を選出しており、現在も探索を継続している。病的心臓組織のMS-imagingを行い、条件検討が済み、脂質(リン脂質、脂肪酸)の画像評価を行っている。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)