高中性脂肪血症の新たな分子機構解明と治療標的の探索
【研究分野】代謝学
【研究キーワード】
脂質 / 糖尿病 / インスリン / ホルモン感受性リパーゼ / リポ蛋白リパーゼ / MCTオイル / 脂質異常症 / カイロミクロン
【研究成果の概要】
高中性脂肪(TG)血症の成因には完全に解明されていない点が多い。研究代表者らはインスリン欠乏性高TG血症に着目し、ホルモン感受性リパーゼ欠損マウスではTG上昇が軽微に留まることを見出し、その分子機構の解明を目指した。また、その他の各種脂質関連遺伝子欠損マウス、MCTオイル、triton WR-1339を用いた実験系からも、高TG血症の成因解析を進めた。その結果、リポ蛋白リパーゼ(LPL)による脂質異化とは異なる、新規メカニズムによる高TG血症の存在が示唆され、現在解析を進めている。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)