老化および老年病の発症と末梢血テロメア長の関連についての包括的疫学研究
【研究分野】内科学一般(含心身医学)
【研究キーワード】
テロメア長 / 百寿者 / 老年病 / 免疫老化 / 慢性炎症 / 健康長寿 / 細胞老化 / 末梢血テロメア長 / 国際研究者交流 / 老化 / 酸化ストレス / 国際情報交換
【研究成果の概要】
細胞老化の指標であるテロメア長は加齢とともに短縮し、心血管死、感染症死など老化関連疾患と関連する。しかし、これまで健康長寿者におけるテロメア長の報告はきわめて限られていた。本研究では100歳以上の健康長寿者684名、85-99歳536名、百寿者の子供とその配偶者167組のテロメア長を測定し、60-90歳代までは加齢とともにテロメア長が短縮するが、百歳以降ではテロメアの短縮が起こらず、さらに105歳以上ではテロメアが長い傾向があることを見出した。また、テロメア超は免疫老化の指標であるCD28陽性率と相関した。つまり、テロメア短縮と免疫老化が起こりにくいことが健康長寿者の特徴である可能性を示した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
広瀬 信義 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 特別招聘教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
ZGLINICKI Thomas Von | Newcastle University | Institute of Ageing and Health |
高山 美智代 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 特任講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)