単離腎ネフロン分節からのトランスクリプトーム:広塩性のマスター分子解明に向けて
【研究分野】形態・構造
【研究キーワード】
広塩性 / オオメジロザメ / 腎臓 / ネフロン / 膜輸送体 / ホルモン / プロラクチン / 軟骨魚類 / 水電解質代謝 / 再吸収 / RNA-seq / 腎ネフロン
【研究成果の概要】
本研究は、軟骨魚類では数少ない広塩性種であるオオメジロザメをモデルに、広塩性と狭塩性の違いを決定する因子を見出すことを目的としている。オオメジロザメ腎臓のRNA-seq、de novoアセンブリによって非モデル生物である軟骨魚類のリファレンスコンティグセットを作成するとともに、海水・淡水環境で発現が変化する遺伝子を網羅的に同定した。後部遠位尿細管や集合細管が淡水移行により顕著な発現変化を引き起こす重要な分節であり、プロラクチンをはじめとする広塩性支配に関わる候補因子を複数同定することに成功した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
工樂 樹洋 | 国立研究開発法人理化学研究所 | ライフサイエンス技術基盤研究センター | ユニットリーダー | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)