リビングヘリテージの多様性の比較研究
【研究分野】観光学
【研究キーワード】
リビングヘリテージ / フィリピン・セブ / ラオス・チャンパサック / 世界遺産 / コミュニティモラル / 社会的統合 / 文化遺産 / ラオスのチャンパサック / フィリピンのセブ市 / ムスリム / キリスト教徒 / 仏教徒 / 公共の遺産 / プライベートな遺産 / 遺産の保護 / セブ市 / ラオス / チャンパサック / 競争的遺産 / フィリピン / リビング・ヘリテージ / 有形遺産 / 無形遺産 / 文化人類学 / 遺産学 / 観光開発 / 文化保存
【研究成果の概要】
本研究では、地域集団内におけるリビングヘリテージの概念の多様性を明らかにし、またその多様性を二つの地域で比較検討してみることを目的とした。フィリピン・セブ市のムスリムの人々の遺産に対する考え方と、ラオス・チャンパサックのキリスト教徒の遺産に関する調査を行った。セブの調査では、大多数のキリスト教徒とほぼ同じ遺産の考えを確認したが、キリスト教徒ほど遺産に関する競争意識は少ない様子も確認した。ラオスでも、公共の遺産に対して家族の遺産と家族の遺産について分けて考える、共通する概念をもっていることが明確となった。結果として、遺産保護考えの基礎としてのコミュニティのモラルの問題が明らかとなった。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
小田島 理絵 | 早稲田大学 | 大学院文学研究科 | 非常勤講師 |
シーカンサイ パーカンサイ | ラオス政府情報文化観光省 | 遺産部 | 副主任 |
ヘラ ジョセリン | サンカルロス大学 | 人類学部 | 准教授 |
|
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)