遺伝子転写領域におけるDNAメチル化の役割と制御機構の解析
【研究分野】遺伝・ゲノム動態
【研究キーワード】
エピジェネティクス / DNAメチル化 / 転写 / DNA複製 / DNA傷害
【研究成果の概要】
本研究は、モデル生物シロイヌナズナを用いて、分子生物学的および情報学的な手法により、転写活性化状態にある遺伝子転写領域上のDNAメチル化がもつ生物学的機能の探索を試みた。その結果、遺伝子転写領域のDNAメチル化がDNA複製期におけるねじれストレスおよびDNA傷害に対し抑制的にはたらく可能性が示唆された。また、変異体スクリーニング解析により、遺伝子転写領域上のDNAメチル化が減少する変異体の単離に成功した。本研究の成果は、遺伝子転写領域上のDNAメチル化と、DNA複製やDNA傷害との関連性を示唆する新たな視点を提唱し、また遺伝子転写領域上のDNAメチル化を研究する新たな材料を提供する。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)