糖加水分解酵素阻害剤による免疫回復療法開発に関する研究
【研究分野】腫瘍診断学
【研究キーワード】
高齢化 / がん / 敗血症 / 免疫療法 / 酵素阻害 / マクロファージ / マクロファージ活性化因子 / αガラクトサミニザーゼ / 酵素阻害剤 / αガラクトサミニダーゼ
【研究成果の概要】
O-結合型糖鎖の切断状況により一過性に機能するGcMAFの血中安定性向上により、がんに対する免疫応答の維持を期待できるため、αGalNase阻害による新しい免疫調節抗がん治療研究を行った。
阻害剤を用いて、ヒト肝がん由来株化細胞の粗酵素に対する阻害研究を行った結果、本酵素活性を認め、これに対して良好な阻害能を確認した。ヒトαGalNaseに対して阻害効果が認められたため、GcMAFの効果持続性改善に期待できる結果であると考えられる。また、GcMAFの糖鎖構造を質量分析装置を用いて解析した結果、微量ではあるもののαGalNAcが結合したGcMAFの存在を確認した。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
井上 茂亮 | 東海大学 | 医学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
田中 克典 | 独立行政法人理化学研究所 | 田中生体機能合成化学研究室 | 準主任研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)