循環器領域の重症度補正成績の評価と臨床現場へのフィードバック手法に関する研究
【研究分野】医療社会学
【研究キーワード】
医療の質 / 循環器疾患 / ベンチマーキング / 重症度補正 / データベース / アウトカム分析
【研究成果の概要】
本研究では成人心臓外科領域において,死亡に加え,術後の合併症発生(再手術,術後の新たな透析,術後脳障害,術後感染,術後麻痺,術後の24時間以上の挿管,8日以上のICU滞在)を含めた重症度補正の治療成績の算出モデルを作成した.このモデルを応用し,各施設が一定期間の重症度補正治療成績を全国の施設に対比して参照することができるような施設レポート機能,(2)個々の登録症例の重症度(死亡や合併症の発生確率)を表示しカンファレンスやインフォームド・コンセントに利用することが可能な機能を実装した.またベンチマーキングへの参加を通じて施設にどの様な経時的変化が生じたかも検証している.小児先天性領域や循環器内科領域についても重症度補正モデルを作成し,フィードバックを開始した.
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)