レジストリから現場医師へ-循環器侵襲手技の即時型フィードバックシステムの実証研究
【研究分野】医療社会学
【研究キーワード】
冠動脈インターベンション / 医療の質 / 適切性基準 / データベース / レジストリ / アウトカム研究 / 大規模データベース / レジストリ研究 / 冠動脈疾患 / アウトカム
【研究成果の概要】
本邦で施行された冠動脈インターベンション手技(PCI)を米国で策定された適切性基準(AUC)で評価した場合、米国での結果と同様に、緊急PCIは概ね適切な適応のもとで施行されていた。一方、待機的PCIに関しては、2009年の基準では15%のPCIが不適切であると評価され、改定版の2012年基準では、30.7%ものPCIが不適切であると判定された。続いて、各種の評価方法の施行率および適応適切性の経時的な変化を示したところ、不適切なPCIの割合が年次推移とともに増加し、その傾向は冠動脈CTおよびFFRの増加と相関し、負荷心筋シンチの減少と逆相関していることが明らかとなった。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
植田 育子 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 特任助教 | (Kakenデータベース) |
宮田 裕章 | 東京大学 | 医療品質評価学 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)