Public Service Motivationの重層的実証研究
【研究キーワード】
PSM / モチベーション / 自治体職員 / 地方分権 / 職務意識 / NPM / 経済的合理性 / 公共の利益 / Public Service / Motivation(モチベーション)
【研究成果の概要】
本研究の目的は、世界に大きく後れを取っている日本のPSM研究を世界水準に引き上げ、行政学の発展に寄与することにある。
本年度の主たる成果としては、論文として、研究分担者である林嶺那による分担執筆論文「公共サービス動機づけ(Public Service Motivation)と職務満足度等との関連性に関する実証研究:最小二乗回帰と分位点回帰による特別区職員データの分析」『年報行政研究』56号がある。
また、学会発表として、同じく研究分担者である田井浩人「Public Service Motivationの実証研究―自治体行政組織への組織行動論アプローチ」(日本政治学会)、林嶺那が報告者の一人を務めた、”Are Public Workers and People with High Public Service Motivation Risk Averse?”(International Association of Schools and Institutes of Administration (IASIA)-International Institute of Administrative Sciences (IIAS) 2021 Conference)およびPublic Service Motivation and Not-In-My-BackYard: A Conjoint Experiment in the Case of the High-Level Radioactive Waste Disposal Site in Japan(the 5th International Conference on Public Policy (ICPP5))がある。
いずれも立ち遅れている日本におけるPSM研究を進展させたという意義を有する。
【研究代表者】