生体内コラーゲンの分子状態の可視化と医療への応用を目指した新規環状ペプチドの開発
【研究分野】薬学およびその関連分野
【研究キーワード】
コラーゲン / ペプチド / イメージング / 薬物送達 / がん / 3重らせん
【研究成果の概要】
コラーゲンは3重らせん構造をもつ。がんの周辺などでは、その3重らせん構造が変性したコラーゲンが存在すると考えられているが、それを検出できる有効なプローブは無かった。本研究では、緩んだ3重らせんにハイブリッド形成する既報ペプチドの設計を基にして、さらに高感度に変性コラーゲンを検出できるペプチドを開発した。このペプチドは、コラーゲン様ペプチドの環化2量体である。本物質は、既報の1本鎖ペプチドに比べて約百倍強い親和性で変性コラーゲンに結合した。この環状ペプチドがin vitroでコラーゲンの高感度な検出に利用できることを示した。さらに、蛍光標識したペプチドを用いて、マウスに移植したがんを可視化した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
木村 寛之 | 京都薬科大学 | 薬学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
増田 亮 | 早稲田大学 | 理工学術院 | 次席研究員(研究院講師) | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
瀧田 講 | |
藤井 一徳 | |
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【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2019-03-31
【配分額】6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)