microRNAのエピジェネティック制御を介した胃がんの新規予防・治療法の開発
【研究分野】病態医化学
【研究キーワード】
microRNA / DNAメチル化 / ヒストン修飾 / エピジェネティック治療 / 胃がん / エピジェネティクス / H.pylori
【研究成果の概要】
DNAやヒストン(DNAが巻き付いている蛋白質)がメチル化やアセチル化などの修飾を受けると遺伝子の発現が変化することが知られており、これをエピジェネティクスと呼んでいます。本研究ではDNAメチル化阻害薬やヒストン脱アセチル化酵素阻害薬を用いたエピジェネティック治療が胃がん細胞においてmicroRNAという小さなRNA であるmiR-512-5pを誘導し、その標的であるがん遺伝子Mcl-1を不活性化することで細胞死を引き起こすことが示されました。microRNAを介したエピジェネティック治療が胃がんの新たな予防・治療戦略となることが期待されます。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
鈴木 秀和 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【配分額】3,720千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 420千円)