認知バイアス効果を応用した健康格差対策のための新しい行動変容モデルの開発
【研究分野】疫学・予防医学
【研究キーワード】
健康格差 / 行動科学 / 認知バイアス / ストレス / ナッジ / 食 / 健診 / 公衆衛生 / 行動変容 / 社会経済要因 / 社会疫学 / マーケティング / 日本
【研究成果の概要】
疾病予防行動の社会経済格差是正に向け、人の持つ認知バイアス効果を応用した行動科学アプローチの枠組みを整理したのち、実証研究を行った。健康チェックサービス事業者のデータを用いて、サービス利用の勧誘の際、従来の健康リスクの理解を促す方法と、サービスへの興味関心を引きやすい感性に訴える方法を用いた場合の利用者の属性を比較したところ、後者の方が社会的に不利な状況(無職者など)の割合が高かった。足立区と区内26のレストランと合同で行った、野菜増量メニュー注文者に対する50円割引キャンペーンの効果検証の結果、普段昼食に支払う価格が最も少ない人々でキャンペーンの効果が最も高まり、店舗の売り上げも増加した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
石川 善樹 | 東京大学 | 大学院医学系研究科(医学部) | 客員研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
長友 亘 | |
齋藤 順子 | |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)