国内で被害未確認の神経毒生産渦鞭毛藻の検出法開発と有毒成分の解明
【研究分野】生物分子科学
【研究キーワード】
構造決定 / 定量法開発 / ポリエーテル化合物 / 渦鞭毛藻 / 神経毒 / 細胞毒 / 構造解析 / 細胞毒性 / NMR / 赤潮 / マウス致死毒性 / ポリオキシ化合物 / NMRスペクトル
【研究成果の概要】
ニュージーランドで大規模被害を発生させた赤潮渦鞭毛藻から、ポリ環状エーテル化合物を単離した。有毒成分は、マウスに対する強力な毒性を示した。酸性画分からは、梯子状ポリエーテル化合物を単離し、神経芽細胞に対して毒性を示す事を明らかとした。ニュージーランドの研究チームとの共同研究により、これらの成分の定量法を開発し、今後の中毒事件を未然に防ぐことが可能となった。
アメリカ西海岸で採集された発ガンプロモーション活性を有する有毒成分を生産する渦鞭毛藻から、細胞毒物質の単離構造決定に成功した。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【配分額】15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)