北太平洋中緯度海域で発見されたウィルス・ホットスポットの形成機構の解明
【研究分野】環境動態解析
【研究キーワード】
海洋 / 微生物 / ウィルス / 空間分布 / 生態系 / 鉛直分布 / 細菌 / シアノバクテリア / 海洋生態系 / 紫外線 / 溶存酸素
【研究成果の概要】
外洋域においてウィルス数が局所的極大を示す層、すなわち「ウィルス・ホットスポット(VHS)」、の分布の実態把握と形成機構の究明を行った。観測の結果、VHSは中部および西部北太平洋において広範に見られ、その分布が溶存酸素アノマリーの分布と関連することが明らかになった。観測・実験データを基に、VHSの形成には、宿主依存的なウィルス生産、鉛直混合、紫外線影響の3要因が関与しているという新たな仮説を提案した。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2010 - 2011
【配分額】3,550千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 450千円)