パーキンサス属原虫の天然海域のアサリへの影響評価とアサリ資源回復のための特性解明
【研究分野】水産学一般
【研究キーワード】
アサリ / Perkinsus / 病害 / 資源 / 原虫 / 野生集団 / 減耗要因 / パーキンサス
【研究成果の概要】
アサリに寄生するパーキンサス属原虫の攻撃試験によって、この原虫はアサリに致死的で、致死的な感染強度は106cells/g軟体部重量であることが示された。アサリ資源が大きく減少した有明海の定点で3年間調査した結果、この海域では感染率は100%に対し、最大感染強度が致死的感染強度と同じくらいに達するとアサリ生息密度が減少した。これらより、本原虫はアサリ資源の減耗要因になっていることが強く示唆された。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】19,760千円 (直接経費: 15,200千円、間接経費: 4,560千円)