Discovery Sagaサイレントキーワード俯瞰

海洋の低次栄養段階に関する数値モデルは、海洋の物理的動態を再現する海洋循環モデルと結合し、一次生産の季節変動・空間分布等の再現性を向上させてきた。一方、高次栄養段階を包含する上で不可欠な食物網については、代表的なモデルの多くが、少数の植物プランクトン（生産者）と動物プランクトン（消費者）からなる系を想定しており、単一のモデルで広域的な動態を包括的に再現することや、また魚類等の「餌の種類」をフィールド知見と照合することは困難であった。本研究では、現場で採集された動植物プランクトンの分析結果を考慮し、海洋プランクトン相の広域的な動態評価に資する自然選択モデルの開発を行なった。

【研究分担者】
日高清隆	国立研究開発法人水産研究・教育機構	中央水産研究所	主任研究員	(Kakenデータベース)
田所和明	国立研究開発法人水産研究・教育機構	東北区水産研究所	主幹研究員	(Kakenデータベース)
市川忠史	国立研究開発法人水産研究・教育機構	中央水産研究所	グループ長	(Kakenデータベース)
岸道郎	北海道大学	水産科学研究科(研究院)	特任教授	(Kakenデータベース)

【研究連携者】
齊藤宏明	独立行政法人水産総合研究センター	東北区水産研究所	グループ長	(Kakenデータベース)
羽角博康	東京大学	大気海洋研究所	教授	(Kakenデータベース)
平池由梨	東京大学	大気海洋研究所	特任研究員	(Kakenデータベース)