酸素漂白条件下における多糖類およびリグニン分解機構の基礎的解析
【研究分野】木質科学
【研究キーワード】
漂白 / リグニン / 糖 / フェノール / 酸素 / アルカリ / 活性酸素種 / 炭水化物 / 多糖類 / 立体配置 / エピマー / パルプ / モデル化合物 / 同位体効果 / 木材化学 / 速度論的同位体効果 / 立体電子効果
【研究成果の概要】
糖類のモデル化合物メチルβ-D-グルコピラノシド(MGP)、MGPの各炭素の立体配置が異なるMGPの異性体、そして、MGPの各炭素に結合する水素を重水素ラベルした重水素化MGPを、活性酸素種生成源となるフェノール性化合物と共に酸素漂白条件下で処理することによって、糖モデル化合物の各炭素の立体配置の相違が、それらと活性酸素種との反応に影響を及ぼすこと、そして、実際に活性酸素種がMGPの各炭素に結合する水素を引き抜くことを、明らかにした。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2008 - 2011
【配分額】26,520千円 (直接経費: 20,400千円、間接経費: 6,120千円)