キシログルカンが二次壁に存在する証拠
【研究分野】木質科学
【研究キーワード】
キシログルカン / キシログルカナーゼ / ポプラ / 木部 / ヘミセルロース
【研究成果の概要】
二次壁におけるキシログルカンは、ポプラあて材G層に存在するが、キシログルカンが普遍的に二次壁S1層~S3層に存在するのか、機能を含めて不明である。木部繊維内腔表面を免疫染色し、観察した結果、野生株ではセルロースミクロフィブリルに沿ってキシログルカンの蛍光標識が観察されたが、キシログルカナーゼ発現組換えポプラでは極く低いレベルの標識しか認められず、キシログルカンが二次壁に存在することが示された。また、組換えポプラ幹の弾性率は低くなり、キシログルカンが木部の力学的強度に関わることが明らかにされた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
太治 輝明 (太治 輝昭) | 東京農業大学 | 応用生物科学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
矢野 浩之 | 京都大学 | 生存圏研究所 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
磯貝 明 | 東京大学 | 農学生命科学研究科 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【配分額】16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)