水中分散したセルロースミクロフィブリルは,自己配列して液晶性を示す。我々は、この液晶性ミクロフィブリル分散液に、希酸を滴下するという簡便な処理で、ミクロフィブリルの自己組織化配列を固定化するプロセスを確立した。その結果、濃度0.1%(水分99.9%)でも自立する超高弾性率ヒドロゲルや、透明で強靭なエアロゲルを調製することに成功した。特にエアロゲルは、極めて低い熱伝導率を示し、高性能な新規断熱材としての応用展開が期待される。
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【配分額】26,910千円 (直接経費: 20,700千円、間接経費: 6,210千円)