ヒマラヤ地域における植食性昆虫とその寄主植物の系統地理学的解析
【研究分野】生物多様性・分類
【研究キーワード】
自然史 / 生物地理 / 植食性昆虫 / 種分化 / ホットスポット / ヒマラヤ / 分子系統 / 国際情報交換 / 植物
【研究成果の概要】
ヒマラヤ山脈とその周辺域は、動物区系分布でのヒマラヤ亜区を構成し、中~高標高域には多くの固有種(亜種)が生息することで知られる。本地域で分化したと見られる植食性昆虫とその寄主植物の集団間(種間や亜種間など)での遺伝的分化を複数領域の遺伝子マーカーによる分子系統解析を行うことで、その各集団の形成過程を調査した。ヒマラヤ域の変成帯は16-22百万年前に急激に上昇し、インドモンスーンは約10百万年頃に始まり、7-8百万年前に強化されたことが知られるが、この造山活動とそれに伴う気候変動が各集団間の分化に大きな影響を与えた可能性が高いことが判明した。また、いくつかのグループでは分類学的再検討も行った。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
池田 博 | 東京大学 | 総合研究博物館 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)