共優性多型マーカー「複合マイクロサテライトアンカーマーカー」作製法の確立
【研究分野】林学・森林工学
【研究キーワード】
マイクロサテライトマーカー / 複合SSRアンカーマーカー / 作製法 / 共優性多型マーカー / 複合SSRプライマー / 育種学 / 分子生態学 / 集団遺伝学
【研究成果の概要】
平成19年度は主に以下のような結果が得られた。
1)引き続き、以下の生物種を用いて作製法の汎用性を検討した。
樹木:カワクルミ
動物:クワノザイセイチュウ、カシノナガキクイムシ
草本:レンゲショウマ、フジアザミ
クワノザイセイチュウを除き、他の全ての種から共優性で多型性の高い複合SSRマーカーが得られた。このことから、考案した共優性SSRマーカー作製法は極めて汎用性が高いことが示された。現在、他の研究グループにもこの方法を利用して短時間で多型性の高い複合SSRマーカー作製に成功した。
2)複合SSRマーカーが得るために、更に簡便な作製方法:inter-compound-SSR(ICSSR)法を考案した。この方法では、ゲノムDNAからICSSR領域を1回PCRで増幅し、sub-cloning後塩基配列を1回決定するだけて共優性多型マーカーを作製できる。この方法を用いて、アジアザミ、マテバシイ、ヌルデから多型性のあるSSRマーカをそれぞれ10、7、9座作製した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
宝月 岱造 | 東京大学 | 大学院・農学生命科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006 - 2007
【配分額】2,900千円 (直接経費: 2,900千円)