森林の時空間的存在様式が昆虫の遺伝的特性に及ぼす影響ーブナ林の昆虫を対象としてー
【研究分野】森林科学
【研究キーワード】
遺伝的多様性 / 種分化 / 分散 / 冷温帯林 / ルリクワガタ属 / オオトラフハナムグリ種群 / アリガタハネカクシ属 / ブナアオシャチホコ / ヒゲナガカミキリ族 / ヒラタシデムシ属 / ミトコンドリア遺伝子 / 形態解析 / ブナ林 / 遺伝的特性 / 分化 / 隠蔽種 / 新種記載 / 分類
【研究成果の概要】
ルリクワガタ属、オオトラフハナムグリ種群、アリガタハネカクシ属、ブナアオシャチホコ等の遺伝子解析から、ブナ林に代表される冷温帯落葉広葉樹林の昆虫は、西南日本で高い遺伝的多様性を持つことが示唆された。いくつかの分類群では西南日本での地域分化が種分化を伴っていた。冷温帯林に生息する昆虫の遺伝的多様性や種分化の端緒を保全するためには、西南日本の小規模かつ細分化した冷温帯林の保全が特に重要であることが示唆された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
鎌田 直人 | 東京大学 | 大学院・農学生命科学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2008 - 2012
【配分額】48,230千円 (直接経費: 37,100千円、間接経費: 11,130千円)