プロラクチン受容体の選択的スプライシングによる黄体の運命決定機構の解明
【研究分野】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究キーワード】
繁殖生物学 / プロラクチン / 選択的スプライシング / シグナル伝達 / 性周期 / 獣医学 / 生理学 / 畜産学 / 遺伝学 / 受容体 / 乳腺 / 遺伝子
【研究成果の概要】
成熟雌ラットの性周期各時期に卵巣を摘出し、プロラクチン受容体ロングフォーム、ショートフォームについてリアルタイムPCRおよびウェスタンブロットを行ったところ、黄体退行の始まる時期である発情休止期の午後に、ロングフォームとショートフォームの発現比率がRNA・タンパクレベルで逆転した。そこでロングフォームの発現のみを抑制するスプライシング切替オリゴマーを持続的に投与し、血中性ステロイド濃度の測定を行ったところ、薬剤用量依存的に発情休止期の延長がみられた。以上より、ロングフォームが黄体の機能、および寿命の決定に中心的な関わりをもつことが示唆された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
汾陽 光盛 | 北里大学 | 獣医学部獣医学科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
久留主 志朗 | 北里大学 | 獣医学部獣医学科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)