動物の小脳脊髄変性疾患の病理発生解明と生前診断のための基礎研究
【研究分野】臨床獣医学
【研究キーワード】
小脳変性 / 脊髄変性 / 神経軸索ジストロフィー / 小脳アビオトロフィー / 神経細胞死 / シナプス / イヌ / 小脳皮質アビオトロフィー / セロイド・リポフスチン症 / アポトーシス / ネクローシス / 炎症反応 / 犬 / 小脳脊髄変性症 / 軸索変性 / 小脳萎縮 / Caチャネル
【研究成果の概要】
本研究の結果、パピオン犬の小脳皮質アビオトロフィー、パピオン犬(CCA)、チワワ犬の神経軸索ジストロフィー(NAD)、およびチワワ犬の神経セロイド・リポフスチン(NCL)症の臨床・病理学的特徴が明らかにされた。これらの疾患は、生前検査では、いずれも重度~中度の小脳萎縮を画像診断上の特徴とする。病理的には神経細胞の脱落メカニズムは疾患により異なり、CCAでは神経細胞のアポトーシス、NCLではセロイド・リポフスチン蓄積に関連した炎症反応、NADでは、シナプス障害に起因するその他のメカニズムで小脳萎縮が生じることが明らかになった。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2009
【配分額】4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)