脳領域依存的なアミロイドベータ蛋白質蓄積の分子機構解明
【研究分野】神経解剖学・神経病理学
【研究キーワード】
神経変性疾患 / 蛋白質 / 痴呆 / 糖鎖 / アルツハイマー病 / アミロイドベータ蛋白質 / 認知症 / 老人斑 / 質量分析 / NMR
【研究成果の概要】
脳内の領域特異的なアミロイドベータ蛋白質(Ass)蓄積は当該領域の神経細胞膜を形成する脂質分子の構成に依存することが、剖検脳より調製した神経細胞膜の再構成実験により示された。一方、神経細胞膜上にあってAss重合を誘導するガングリオシドとAssとの分子レベルでの相互作用について、ガングリオシドを組み込んだ小型の人工的脂質膜での蛋白質と糖脂質の結合特異性に関する体系的なNMR計測が実施可能であることが実証された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
加藤 晃一 | 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(岡崎共通研究施設) | 岡崎統合バイオサイエンスセンター | 教授 | (Kakenデータベース) |
村山 繁雄 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) | 老年病理学研究チーム・神経病理学(ブレインバンク) | 部長 | (Kakenデータベース) |
松原 輝彦 | 慶應義塾大学 | 理工学部 | 講師 | (Kakenデータベース) |
山本 直樹 | 立命館大学 | 薬学部 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)