動物の心を読む:画像解析と人工知能を応用した新しい実験動物評価モデルの確立
【研究分野】獣医学、畜産学およびその関連分野
【研究キーワード】
実験動物 / 画像解析 / 人工知能 / 行動評価 / 行動解析
【研究成果の概要】
個体レベルの実験動物の評価には、再現性や客観性の点で大きな課題があり、それを克服すべく、多くの動物を使う必要もある。実験動物からより多くの情報を、より簡単に、客観性と再現性をもって評価できるようにすることを目的に、本提案では、画像解析技術や人工知能(AI)を応用することで、無麻酔、無拘束、非侵襲の状態で、マウスの生体情報や情動を評価できる、新しい実験動物評価系の確立を試みた。具体的にはマウスやラットの自発運動やひっかきなどの一般行動、個体識別を行える技術の開発と、その病態モデル評価への応用を行った。
【研究の社会的意義】
病気の診断や治療法の開発には、実験動物の評価が欠かせない。現在は動物の行動を目視で観察して評価することが多い。しかし、これでは再現性や客観性に欠け、実験する人間の違いによる差も多いため、繰り返し動物を使って実験する必要がある。本研究では、実験動物からより多くの情報を、より簡単に、客観性と再現性をもって評価できるようにすることを目的に、画像解析技術や人工知能(AI)を応用することで、無麻酔、無拘束、非侵襲の状態で、マウスの生体情報や情動を評価できる、新しい実験動物評価系の確立を試みた。また、それを 実際の病態モデルの評価に応用した。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【配分額】25,740千円 (直接経費: 19,800千円、間接経費: 5,940千円)