暴力・詐取・競争と経済発展:政治経済学的理論分析とインドにおける実証研究
【研究分野】経済政策
【研究キーワード】
経済発展 / 経済インセンティブ / インド / 暴力 / 詐取 / 競争 / 政治資源 / 価値移転 / 公共政策 / 集合行為 / 暴力紛争 / 経済成果
【研究成果の概要】
経済的行為を選択する現実の状況においては、経済主体は経済的価値を暴力や詐取によって他者に奪われる脅威に直面している。本研究では、そのような脅威が経済主体の価値創造的な経済的行為の選択と努力を歪め、経済発展を停滞させるメカニズムの分析を行い、インドのデータを用いて実証研究を行った。研究者の既存研究と合わせて、暴力や詐取の脅威がインド州レベルの製造業の一人当たり付加価値や投資の水準に負の効果をもたらすこと、一方で市場競争は製造業企業の生産性を高めることを計量的な分析を用いて示した。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)