環境政策の長期的な産業構造に与える影響に関する理論・実証研究
【研究分野】経済政策
【研究キーワード】
環境政策と産業構造 / 長期市場均衡 / 企業の異質性 / 不完全競争 / Melitzモデル / 国際貿易 / 排出権取引市場 / 長期均衡 / Melitzモデル / 国際情報交換
【研究成果の概要】
近年、各国の環境政策は、実に多様な形態を取るようになってきている。本研究では、「環境政策のデザインの違いによって、長期的な企業の生産性分布、財価格、汚染価格、社会厚生等の重要な経済変数がどのような影響を受けるのか」、という疑問に焦点を当て、理論・実証分析を行った。生産性の異なる企業が多様な財を生産し不完全競争を行うような経済モデルを構築することで、環境政策が経済に及ぼす影響に関する経済学的メカニズムを明確に把握することが出来た。本研究の成果の一部は、同分野におけるトップの学術誌に掲載されている。更に、国際貿易を考慮した多国間モデルへの拡張や日本のエコカー減税の政策効果に関する実証分析も行った。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
樽井 礼 | ハワイ大学 | 経済学部 | 准教授 |
趙 萌 (小西 萌) | 東京大学 | 経済学部 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【配分額】1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)