パテントプールにおける利得配分問題:提携形成、研究開発投資、効率性
【研究分野】応用経済学
【研究キーワード】
交渉解 / 提携構造 / 寡占 / 経済理論 / 経済政策 / 経済実験 / ゲーム理論 / 提携形成
【研究成果の概要】
シャプレー値は最も利用されてきた利得配分交渉解である。しかし、実際に市場においてはパテントプールを通してライセンスされてはいない技術を使用する企業も存在するので、パテントプールにおける利得配分問題に対するより適切な解概念として提携構造つきシャプレー値の性質を考察する必要がある。本研究の重要な成果は、パテントプールそのものの分析ではないが、提携構造つきシャプレー値は安定的交渉結果として実現されない場合を発見したことである。また、オークションや重み付き投票による利得配分を想定した被験者実験も実施した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【配分額】2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)